チケッティング、何回キャンセルしたら不正になるのか徹底的に調べてみた

何回キャンセルしたら不正になるのか徹底的に調べてみた
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この記事でわかること

本記事では、各チケットサイトが定めた「キャンセルの繰り返しに関するルール」について知ることができます。

  • なぜ「キャンセルの繰り返し」が不正に当たるのか
  • 主要4チケットサイトの規約ポイント
  • 安全ライン(キャンセルしてもいい回数)の考え方

キャンセルしたいけど、不正利用になって利用制限がかかるのが心配という方は、ぜひ参考にして下さい。

目次

はじめに:「何回まで」を追い求める前に知るべき大原則

ブログやmondでみんなから「よく聞かれるベスト10」には入るであろう質問がこちら

キャンセルは何回までなら平気ですか?」

何回キャンセルしたら利用制限になりますか?」

ソウルコンチケット取消画面

チケットを予約した後に、より良い席を見つけたらキャンセルして取り直す。いわゆる「前進する」ことは私たちファンにとってはとても大事なことですよね。

韓国のチケットサイトではキャンセルが可能なため、「前進」が可能なんですが可能だからといって気軽に何度も「予約とキャンセル」を繰り返してしまうのは危険なんです。

特にキャンセルの繰り返しは、やりすぎると「不正利用」とみなされ、利用制限の対象になる可能性があります。これは単なる「グレーゾーン」ではなく、明確に各サイトの利用規約に記載されている事実です。

今回は、この「キャンセルの回数」について、複数のチケットサイトの利用規約を徹底的に分析し、「なぜキャンセルを繰り返してはいけないのか」という本質と具体的な「回数の目安」、そして「制裁内容」までをまとめてみました。

キャンセルできるのに「不正」になる理由

がよん

そもそもキャンセルできる仕様なのに、なんで不正やねん?と思うかもしれません

のや

まじそれな

がよん

これは、キャンセル機能が《やむを得ない事情でキャンセルするための機能》であって、《前進するための手段ではない》からです

のや

ギクッ

韓国の主要チケットサイト(インターパーク、メロンチケット、YES24チケット、チケットリンク)では、「予約とキャンセルの繰り返し」はいずれも不正利用行為(부정이용)として明確に禁止されています😢

たとえば、インターパーク グローバルの利用規約第20条第23号には次のように書かれています。

「購入後キャンセルを繰り返すなど、実際には購入意思がない、また転売・譲渡目的と判断される場合は、サービス利用を制限できる」

Interpark Global 利用規約より
がよん

繰り返しキャンセルする行為は、「本気で買う気がない」とみなされ、“虚偽の購入”=不正取引に分類されてしまうのです

のや

そんな大げさな~

がよん

この規制は、システムに負担をかけたり、本当に買いたい人のチャンスを奪ったりする行為を防ぐ目的で設けられているのです

のや

ごめんて

誰に迷惑をかけているのか?

一見、自分だけのキャンセル行為でも、実際には多くのユーザーに影響します。

  • 一時的に「在庫があるように見える」ことで他の人が購入エラーになる
  • サーバーに余計な負荷がかかり、アクセス障害の原因になる
  • 本当に買いたい人の購入機会を奪う
がよん

つまり、チケットサイト側からすれば「善良な利用者を守るための規制」なのです

のや

…じゃあ私たちは悪人ですか?

がよん

私が言ったんじゃないです、チケットサイトの言い分です

各チケットサイトの規制内容まとめ

実際の利用規約から、チケット予約の「予約と取消(キャンセル)の繰り返し」に該当する箇所を抜き出してみました。

利用規約は見ようね
利用規約チェックしてる?

インターパーク利用規約より抜粋

第20条(ユーザーの禁止行為)第1項第23号

「商品等の購入後キャンセルを繰り返す等、事実上購入意思がない、又は転売もしくは有償譲渡のための購入行為であると判断される場合、その他購入行為を悪用するものと推定される一切の行為」

Interpark Global サービス利用約款

第20条第3項

「会社は直ちに該当ユーザーのチケット予約サービスの利用を制限し、予約をキャンセルする措置を取ることができる。この場合、会社はユーザーに1日以上の弁明期間を付与し、弁明が妥当であると判断される場合は当該措置を解除することができる。」

Interpark Global サービス利用約款
インターパーク 要点まとめ
  • 具体的な回数基準は明記されていない
  • 「繰り返し」の判断は会社の裁量に委ねられている
  • 行動パターンや不自然なキャンセル履歴から総合的に判断される
  • 転売目的や悪用行為とみなされた場合、利用制限や予約取消の対象となる
  • 弁明の機会が1日以上付与される

メロンチケット利用規約より抜粋

第26条第2項

「商品購入及び購入キャンセルを異常に何回も繰り返す行為」

メロンチケット利用約款

第26条第3項

「会社は不正購入をした会員に対し、不正購入した商品のキャンセル及び払い戻し、サービス利用制限などの措置を取ることができ、不正購入を持続的に繰り返すことで会社又は他の会員に被害を与えていると判断した場合、会社は第10条に基づいて会員資格を制限、停止及び喪失させることがあります。」

メロンチケット利用約款

第10条(会員管理)

「短期間に多数の公演チケットを購入してからキャンセルするなど、虚偽の購買をする行為」

メロンチケット利用約款
メロンチケット 要点まとめ
  • 具体的な回数基準は明記されていない
  • 「異常に何回も繰り返す」行為が制裁対象
  • 第10条(会員管理)と第26条(公正性維持)の二重構造で規制
  • 他ユーザーに被害を与えた場合、会員資格停止・剥奪の可能性あり
  • 虚偽購入・不正利用とみなされる

YES24チケット利用規約より抜粋

第23条「虚偽/不正購入に対する規制」第1項

「会社は善良な利用者の保護のために次に該当する利用者に対して事前通知なく一定期間を定めて予約制限または解除、予約取消措置を取ることができます。」

  • 最近30日以内、50枚以上のチケットを取消した履歴がある場合 一定期間決済手段制限
  • 反復的な大量購入後取消する場合(例:再販売のために一定期間大量購入後取消を繰り返す場合) 予約制限
  • 不正な方法(例:マクロ等プログラムを利用した購入及び予約試み)による予約の場合
  • その他これに準ずる不正な利用と判断される場合
예스24 서비스 이용약관

第23条第3項

「利用者が本条に行う行為を持続的に行うことで会社または他の利用者に被害を与えるものと判断される場合、会社は会員資格を制限、停止及び喪失させることができます。」

예스24 서비스 이용약관
YES24チケット 要点まとめ
  • 明確な数値基準あり:30日以内に50枚以上のキャンセルで決済手段制限
  • 転売目的などの反復的な大量購入後キャンセルも制限対象
  • マクロ使用などの不正な方法も禁止
  • 継続的な違反行為により会員資格を制限・停止・喪失させる可能性あり
  • 他社より早い段階で制限や警告が発動する可能性が高い

チケットリンク利用規約より抜粋

第32条(虚偽/不正購入に対する規制)

「Ticketlinkは、善良な利用者を保護するため、次に該当する利用者に対して事前通知なく一定期間予約制限または予約取消の措置を取ることができます。」

  • 公演の場合、最近1ヶ月以内に50枚以上のチケットをキャンセルした履歴がある場合
  • 反復的な大量購入後取消をする場合(例:再販売のために一定期間大量購入後取消を繰り返す場合)
  • 同一公演及び展示を5回以上無通帳未入金取消する場合
  • 公演及びスポーツの場合、年30回以上無通帳未入金取消する場合 決済を制限できます
チケットリンク サービス利用規約

第32条第3項

「マクロ等プログラムを利用した購入及び反復的な購入/取消等異常な購入行為が発生した場合、会員資格を制限、停止または喪失させることができる。」

チケットリンク サービス利用規約
チケットリンク 要点まとめ
  • 最も詳細な数値基準を設定
    • 1ヶ月以内50枚以上のキャンセル
    • 同一公演5回以上の未入金キャンセル
    • 年間30回以上の未入金キャンセルで銀行振込決済制限
  • 転売目的の大量購入・キャンセル繰り返しも制限対象
  • マクロ使用や異常な購入行為で会員資格喪失の可能性
  • 4社の中で最も明確に規約違反行為として定義されている

「繰り返しのキャンセル」に関する各チケットサイトの規約比較

各サイトの規約を比較すると、次のような傾向があります。

スクロールできます
項目InterparkMelon TicketYES24Ticketlink
該当条文第20条第23号第26条第2項第23条第32条
明確な基準なし(裁量判断)なし(裁量判断)あり(30日以内50枚)あり(1ヶ月50枚/同一公演5回/年30回など)
内容購入意思なし・転売目的を禁止異常に繰り返す行為を禁止反復的キャンセル・転売目的を制限大量購入・キャンセル・未入金の繰り返しを制限
制裁内容利用制限/予約取消/契約解除会員資格制限・喪失決済手段制限/予約制限/資格剥奪予約制限/決済制限/会員資格停止・喪失

結論:同一公演4回までが安全ライン

これらの基準をもとに、私が導き出した目安がこちら

考慮すべきは、この数字はチケットリンク利用規約の無通帳入金での未入金キャンセルに対する回数から割り出したものであるということです 。※無通帳入金入金とは、「後払い」のこと

無通帳入金はキャンセルになることが多い

無通帳入金以外で決済されたチケットがキャンセルされるのは予約者の意思によるものですが、無通帳入金の場合、入金を忘れた、間に合わなかったなど、予約者の意に反して“うっかり”キャンセルになってしまうことがあります。

このうっかりを4回までは考慮するってことだと解釈

ただし、クレジット払いのチケットをキャンセルするということは、明らかに予約者の意思なので理屈から考えれば4回も考慮してもらえない、より厳しく見られる可能性はあると思います

回数よりも「行動パターン」で判断される

大切なのは「回数」だけではありません。
チケットサイト側は、どんな目的でキャンセルしているかを行動パターンから判断しています。

ダフ屋

たとえば次のような場合は、回数が少なくても警告の対象になることがあります。(要は転売屋がやってるようなことが大半)

  • 一度に多数のチケットを購入してすぐにキャンセル
  • 複数アカウントで同一名義のチケット予約とキャンセルを繰り返す
  • 転売や代理販売を疑われる取引履歴がある

人間らしい操作をすることが大事!

逆に、私たち正規ユーザーが「今より少し前に移動するために、今のチケット1枚をキャンセルして、新たな座席を1枚だけ予約する」ってことを手動でやってる程度なら、多くのケースで不正検知も問題ないと判断して見送っていると思います。(なので試し買いしまくってる私がまだ不正疑いになってないんだと判断してます😂)

不正と判断された場合の措置

もし「不正利用」と判定されると、次のような措置が取られます。

不正と判断された場合の措置
  • 一定期間の予約制限(例:3か月間)
  • 決済手段の利用停止(無通帳入金※本国サイト)
  • 会員資格の停止または喪失(再加入不可になることも)
  • 場合によっては法的措置や通報

ただし、ほとんどのサイトでは「釈明書提出(異議申し立て)」の機会が与えられます。キャンセルが正当な理由によるものであれば、メールなどで釈明書を提出すれば解除される場合もあります。

まとめ:回数より「誠実な使い方」を

チケットサイトの目的は、悪質な転売屋を排除することです。
私たちのような正規ユーザーが気をつけるべきは、不自然なキャンセルを繰り返さないこと

4回以内を目安に、「前進」や「試し買い」をしすぎないように心がけるだけで、十分安全にキャンセルはできると思います。

何回キャンセルしたら不正になるのか徹底的に調べてみた

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